2011/10/19

お酒ってこわいですね

ここ数日の覚え書き。

月曜、午前中はホテルに籠もって仕事。わりとはかどった。よしよし。午後に英語リーディング関係の無料セミナー受講。結局はこのために東京に残っていたことになるんだけど、うーん、私には合わない内容でした。まぁ、合わないというのも参加してみて初めて実感できることだから、と思うことにして帰阪。心斎橋で知り合いのお店の新店舗オープンにお邪魔したり、うろうろしたり。翌日午前中に納める仕事があるので終電で帰宅…。したのですが、家着いたらスーツケースがなくてビックリ。どこで忘れた(なくした)かサッパリ記憶にない。近所のコンビニか、電車か、タクシーか、お店か…。本当に最近はお酒飲んで記憶なくなりすぎなのでこわい。でも眠いのでとりあえず寝た。

火曜、スーツケースのことは気になるが、納品時間をにらみながら仕事。わりと良い感じで仕上がった、と自画自賛。午後、スーツケースが見つかった!電車に置き忘れたらしく、隣駅で預かってくれているとのこと。そう聞いても「あぁ、あのときに忘れたなぁ」という記憶のカケラもない。夕方にスーツケースを引き取りに行き、ついでにインド料理店で夕食にカレーを食べて帰宅。

水曜、母を誘って夕食兼飲みにエニブリュへ。クラフトビール専門店でいつも飲んだことのないビールが楽しめるし、お料理も野菜中心ですごく美味しい。ごぼうのパリパリサラダなんか美味しすぎて2回頼んだ。たらふく食べて飲んで満足。帰りにイタリアンのお店に寄ってケーキとコーヒーをいただいて帰宅。いくら野菜中心でも食べ過ぎ。

2011/10/17

メモ:展覧会、食事記録

週末の東京滞在中、特に日曜日は完全にオフにしてアートやライブを楽しむつもりでいた。「モダン・アート,アメリカン ―珠玉のフィリップス・コレクション―」展「草間彌生」展に行きたかったが、仕事がまた立て込んできて、時間が取れないわけではないけれど気になってゆっくり鑑賞を楽しむ気分にはなれないなぁと思い、今回はあきらめることにした。フィリップス・コレクションのほうはまだ12月までやっているからそれまでに東京に来るチャンスはあるし、草間彌生のほうは、内容は同じかどうかわからないが来年1月~4月に大阪の国立国際美術館で展覧会があるから、そちらに行くことにしよう。そういえば国立国際美術館で先日始まった「中之島コレクションズ 大阪市立近代美術館 & 国立国際美術館」展を見逃さないようにしないと。京都市美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー」展も絶対行きたい。

断食後、食事は野菜中心を心がけている。施設出所後の最初の食事がタイ料理で、薄味に慣れたはずの体がまた辛い物好きに逆戻り。ビールに合うからなぁ。ビールは断食前の半分の量しか飲めなくなっている。まぁ1~2杯でとどめておければそれに越したことはない。補食中はブログに食事内容を記録していたが、その後はここにこまごま書くこともないので、Googleカレンダーに記録しておくことにした。マイカレンダーに「食事」カレンダーを作っておけば、後でそれだけ表示させるとどの時間帯に食事したかも一目でわかるので便利。この食事記録を習慣づけて、食べ過ぎる日が続かないようにしよう。

2011/10/15

伊豆断食ウィーク・最終日

5時45分起床。こちらに向かって次々飛んでくる緑色の小さいワニと格闘する夢を見た。意味不明。

最終日にしてようやく早朝の散歩に出る。この施設は浮山温泉郷という別荘地の一角にある。鬱蒼とした森のような、良く言えば自然のまま、悪く言えば伸び放題の木々の間に家が点在している。今朝は雨模様で風が強く葉擦れの音が怖いほど。地図を見ながら10分ほど歩くと、今度は波の音が響いてくる。一番近くの、おおなだ海岸に下りてみる。ものすごい風に飛ばされそうになる。

















(※このブログ、スマートフォンで見ると写真の後に無駄な空白が入る場合がありますがご勘弁を)

30分ほど歩いて施設に戻り、パッキングや部屋の掃除など。7時のお風呂オープンと同時に最後の貸し切り入浴を堪能する。








8時の体操後、8時10分から出所面談。入所時にした各種測定を再度実施した結果、体重-2.0kg、体脂肪率:-0.5%、BMI:-0.8となりました。ん~~、微妙というか、数値的には正直期待はずれ…(T_T)。3日目の夜に体重測ったら3kgくらい減ってたからちょっと期待してたのになぁぁぁ。見た目もそう変わってないし。というわけで「痩せる」という点では劇的な効果はなかったけれども、物療やマッサージのおかげか、ガチガチだった肩や首は表面が柔らかくなり(芯のコリはしつこく存在)、肩関節もずいぶん楽に回せるようになった。胃も小さくなった。自分にしか分からないものすごく地味な効果ではあるけれども、これ結構大事。体質改善効果がはっきり感じられたのは嬉しかった。退所後のほうが体重が減りますよ、と聞いて「あ、そうすか!」と喜んだら「運動すれば」ということで、運動しないと断食前よりも脂肪だけ増えると。まぁそりゃそうですよね。やっぱり日々の生活習慣が大事ということだ。

面談後は物療室でローリングベッドとホットパックをして部屋に戻る。9時45分から最後の食事、待望の普通食です(^^)








天然酵母パン、真鯛ムニエル、わかめと青菜のスープ、野菜サラダ、パンプキン焼きプリン、合計620kcal。朝から何とも豪華なフルコース! 胡桃の入った焼きたてのパンは皮がパリパリ、中がふんわり、噛むと自然な甘みが口に広がる。パンって久しぶりに食べたなー。野菜サラダはレタスとニンジンとキュウリというよくあるラインナップだけどこのレタスの味が濃い。レタスが美味しいと思ったの初めてかも。真鯛の白身も弾力があって食べごたえ十分。スープは、焼肉屋のわかめスープをごく薄味にした感じのもの。わかめでかなりの満足感が得られる。そしてこの焼きプリンが感動モノ。プリンよりはスイートポテトに近いですねぇ。甘ーい! 45分くらいかけて味わって食べたらおなかがはち切れそうに。幸せ…。食べきれなかったパンは包んでお土産にいただいた。後で電車で食べよう。

これで一週間の施設滞在は終了。一人で過ごすのが苦にならない風呂好き・マッサージ好き・ログハウス好きの私にはパーフェクトな環境で、期待していた以上に快適に過ごせた。今までにない体の変化を感じ取ることができたのも面白く、次に来たらどんな反応が出るか楽しみでもあるので、リピーターが多いのもうなずける。一年に一回くらい来られると最高だなあ。本当に良いリフレッシュになった一週間だった。この施設では一泊二日から長い人で一ヶ月滞在など、ニーズに合わせて対応してくれるそうだ。不健康を自認する中高年にお勧めしたい、面白い体験でした。

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スーパービュー踊り子号と新幹線ひかり号を乗り継いで東京に戻り、午後に丸の内で日経主催のセミナーを受講。仕事に必要な、英文ライティングに関するもの。自分に足りないものがはっきりとわかる、非常に役に立つ内容だった。根本的な考え方・やり方の見直しを迫られるという意味では先週のカプランのセミナーに通じるもの。根性入れ直して頑張ろ。

ホテルにチェックイン後、旅のお供の食べログで目を付けておいたバンコックラララ食堂へ。断食後しばらくは和食中心が望ましいのだけれど…。人気店らしく大賑わい。タイ人のコックさんが2人。久しぶりの生ビールが美味しすぎる。ハートランドってこんなに味濃かったっけ?と思った。味覚がかなり敏感になったのかも。一応野菜中心で、青パパイヤのサラダと、春雨と豆腐のあっさりスープ。シンハービール追加。デザートにタピオカ。めちゃくちゃうまい!この店当たり。確実に食べ過ぎやなこれ…。

2011/10/14

伊豆断食ウィーク・6日目:海へ

7時半起床。いろんな種類の嫌な夢を見たような気がする。深く眠ると変な夢を見ることが多い。眠気覚ましにお風呂につかって気分をリフレッシュする。8時体操。今日は私一人。隣室の女性は貧血気味で体調が優れないらしい。8時20分、物療。今日はウォーターベッドとアルファコイルの2つで軽めに済ませる。昨日あたりからずいぶん人が少ないと思っていたら、明日から貸し切りになるためその前の客を取らないようにしていたそうだ。うまいタイミングで予約が取れてラッキーだった。

9時から1時間、自室で仕事の電話会議に急遽出席。現実に引き戻されるような気持ちになる。今日はよく晴れているからどこかに出かけたいところだけど、仕事量を考えると散歩できれば御の字かなぁ。

と思っている間にお食事の時間。今日の朝食メニューはこちら。








青菜うどん、野菜ジュース、ヨーグルト、合計405kcal。わーい! 食堂には滞在期間に応じたメニュー表のファイルが置かれていて、いつでも見ることができる。「明日はこれを食べられるのか」と楽しみにできるわけだ。青菜うどんと聞いて、普通の白いうどんに青菜のおひたしが乗ったものを想像していたので、この具だくさんっぷりはまさに嬉しい誤算。しいたけ、にんじん、薄揚げ、車麩、ほうれんそう、ネギに、青菜を練り込んだ平たいうどん。朝からボリュームたっぷりです。昨日から食事時間には私ともう一人の女性しかおらず、その人は私の次の日からのスタートなので当然こちらのメニューが豪華になる。あまり刺激しないよう、なるべく音を立てないよう静かにゆっくり食べる。普段は麺類はほとんど流し込む感じで少し噛んだらすぐ飲み込んでいたけれど、こうしてゆっくり噛んで食べると満足感が増す。具それぞれの食感を楽しむ。あっさり味のおだしも関西人の口に合う。そして甘い野菜ジュース。これ美味しいわぁ。飲むヨーグルトは無糖だけど、砂糖を入れたいという気にはならない。おなかにたまる感じも嬉しい。じっくり味わって30分ですべていただきました。

昼間に少し散歩したいので、食事後は真面目に仕事に励む。食事がしっかりしてきたせいか、集中力も増しているように感じる。気のせいでもそう思えれば十分。

午後2時、伊豆高原駅まで車で送っていただく。明日の出所後、午後に東京で講習を受けるので早めに切符を買っておく。「帰りは散歩がてら歩いて戻ろうと思うんです。30分ぐらいですよね?」と施設の方に聞くと、駅の裏手から海に向かっていくと橋立吊橋があり、そのあたりがハイキングコースになっているという。せっかく歩くならそういうところがいいので、帰りも迎えに来ていただくことにする。駅に着いてみどりの窓口に行くと、2つの窓口に50人以上の、研修帰りらしきサラリーマンの長蛇の列。げんなりして先に吊橋に向かうことにする。

駅から15分ほど、川沿いに海に向かってなだらかに下る小道を歩くと、森の中に海への眺望が開ける。黒い、柱状の角張った断崖絶壁が見える。このあたりは、昨日リフトで登った大室山が四千年前に噴火したとき、溶岩が海に流れ出し、冷えて固まり海の浸食で削られてできたという。









橋立吊橋は長さ60m・高さ18mの小さな吊橋。よかった、あんまり高くなくて。この辺りは城ヶ崎海岸駅まで海沿いにピクニックコースが続いていて、そちら側には門脇吊橋という、長さ48m・高さ23mのもっと有名で人気の吊橋があるそうだ。ときどき二時間ドラマの撮影もあるらしい。高所恐怖症の身としては、高さほどほどで人が少ない分揺れも小さいこちらで十分です。









橋を行って帰って、さて駅に戻ろうかと思っていると「海への降り口こちら」という看板が目に入る。せっかくここまで来たら、と降りてみることにした。自然の地形を活かした階段状の細い道を下ると、わりとすぐに海のすぐそばに出た。黒い岩が天然の階段のようになっている。海の色は深緑で透明度が高い。あいにく午後からの薄曇りでクリアには見えないけど、夏の快晴の日なら鮮やかなエメラルドブルーが黒い岸壁に映えるだろう。









地形の物珍しさに同じような写真を何枚も撮り、十分堪能してから帰路へ。この上りがかなりキツい。朝の青菜うどんのエネルギーを一気に消費した気がする。少し脇道にそれると、さきほど横を歩いてきた川が滝になって海に流れ込んでいるのを見ることができた。








駅に戻る頃には一時間を軽く超えていて、思いがけず良い運動になった。みどりの窓口で明日昼発のスーパービュー踊り子号と熱海からのひかり号のチケットを買う。電話で迎えの車をお願いし待ち合わせ場所に行く途中、丼屋さんの前を通った。店先に伊豆高原ビールのサーバーがあり、「テイクアウトできます。お気軽に声をかけてください」と書かれている。思わず気軽に声をかけそうになったがそこをグッと我慢する。運動後の今飲んだらさぞ美味しいだろうなぁ…。

施設に戻ったのが夕方4時前。サクサクっと仕事を進め、終わったところでちょうどいい具合に5時。夕食の時間です。本日のメニューはこれです。








七分粥(玄米)、味噌汁(かに、豆腐、わかめ)、焼き鮭、梅干し、ところてん、合計340kcal。豪華~!お粥もここまでくると米粒の存在感が段違いです。味噌汁はかにのダシがよく出て、わかめの味も濃く食べ甲斐十分。普段食べるかにすきに入っていれば鍋に最後まで残っているような細めのかにの足も、ここでは主役を張っています。そしてこの鮭の脂ののり具合が最高。久しぶりの脂はやっぱり美味しかった。皮がまた美味しいのよね。梅干しが間違ってか二粒入っていたのも嬉しかった。すべていただくのに40分かかりました。ごちそうさまでした。

部屋に戻り、ベッドに寝転がって「あぁ、ごはんおいしかったなぁ」としばし幸福感に浸る。すべてごくごく薄味なのできっと普段の舌で食べれば物足りなくて塩をかけたくなると思うけど、ここでは具材それぞれの味がよくわかって楽しい。すっぴんのほうが可愛い、という感じか。違うか。

7時、予約していたアロマリンパマッサージを受けに本館のアロマ室へ。ふともも~足裏つぼのリフレ30分とヘッド・二の腕20分。気さくな先生で他愛ない話をして笑いながら、指先でゴリゴリと念入りにマッサージしてもらう。やはり肩や首のコリが相当しつこいとのこと。「いつも前のめりで仕事してるでしょ?」と言い当てられる。肩が内側に向いて固まっているそうだ。まぁ毎日10何時間パソコンに向かっているから仕方ないけれど、たまにこうやってしっかりほぐしてもらうと目がスッキリして視界が開けるような気がする。すごく腕の確かな良い先生で、この施術を受けるためだけにでもまた来たいと思うほどだった。

マッサージの後はお風呂へ。今日も貸し切り。今日は露天はないけれど、内風呂と露天の間は壁ではなく大きなガラスになっているので外の木々が見える。もう明日帰るのかと思うと名残惜しい。ここ来て良かったなぁ、と思いつつゆっくりと温まる。

2011/10/13

伊豆断食ウィーク・5日目:高原へ


7時40分起床。まぁしかしよく寝るね。8時間半ぐっすりでした。8時体操。かなり動きに慣れてきた。その後は本館でローリング・ベッド、可視光線、マッサージ40分、待ち時間に足マッサージ器、ホットパック。この物療と手技でずいぶん体の調子が良くなったような気がする。

10時に朝食。今日のメニューはこれです。








三分粥(玄米)、しじみ味噌汁、野菜ジュース、梅干し、合計162kcal。貝が入りました。味噌汁はすごく薄味だけど、その分しじみの旨味が強く感じられる。ネギをシャキシャキ噛むのが嬉しい。お粥も米粒の姿があって、やはり食事に歯ごたえがあると美味しさが倍増する。そしてこの野菜ジュースのすんごく甘いこと!美味しくてたまらんです。30分、じっくり味わって完食。これだけの食事でおなかが張る感じがするのだから、人間変われば変わるものです。

11時、施設の車で池田20世紀美術館まで送っていただく。この伊豆旅行を計画していたとき、「寂寥という絵画 ― 池口史子 展」の開催期間にあたることを知り、エドワード・ホッパーに通じる作風が気に入ってぜひこれは行くべし、と決めていた。車は桜並木の高原の別荘地を通り抜けて行く。のんびり穏やかな雰囲気に、やっと休暇らしい気分になる。同館はルノワール、ピカソ、マチス、シャガール、ミロ、ダリ等々、外国巨匠の大作・秀作や日本の異色作家の作品を収蔵しているそうだ。まずは常設展「20世紀美術の巨匠たち」へ。ピカソの「貧しい食事」を見られたのは嬉しかった。初めて見るところではピエール・ボナールの「洪水の後」、田中保の「夢をみる裸婦」、アンソニー・グリーンの「化粧する母」が印象に強く残った。平日昼だからか館内は人影も少なく、じっくり鑑賞できるのがありがたい。階下の「池口史子展」では、人気(ひとけ)の感じられない街角の風景など、寂しいけれど温かみのある絵に魅せられる。誰もいない美術館で一人ぽつんと見ていると、絵の中の街角に一人で入り込んだような、とても落ち着いた気持ちになる。寂しげな絵画が好きなので、これは本当に見に来て良かった。この美術館のこぢんまりした雰囲気も気に入ったので、また機会を改めて何度も来たいと思った。

ミュージアムショップで図録を買った後、路線バスでシャボテン公園まで行く。地震後のエネルギー不足の関係で伊豆高原駅に直接行く路線が縮小されているそうで、乗り換えのため一旦シャボテン公園に行くことになる。目の前には大室山という、ポコンとした山があってリフトで山頂に上がれる。せっかくなので上ることにした。大室山は標高580m、底面の直径1000mの火山で、頂上の縁をぐるっと回れる遊歩道がある。あいにくの薄曇りだけれど、頂上からの眺めは開放感いっぱいでとても良い気分にさせてくれる。
ふもとから眺めた大室山

火山のくぼみにあるアーチェリー場


上の縁が遊歩道

眼下にゴルフ場が見える










遊歩道は一周20分程度だがけっこう斜面が急で息が切れる。補食が始まったとはいえエネルギー不足の身にはかなりキツい。その分、体脂肪が燃えてくれることを祈りつつ歩く。

迎えの車で施設に戻ったのが午後2時半。小一時間、ブログを書いたりこまごました用を済ませて露天風呂へ。滞在中、今日が最後の露天風呂の日なのだ。今日も貸し切り状態でゆっくりお湯を楽しむ。極楽極楽。

それから洗濯。この施設では洗濯機・洗剤・乾燥機が無料で使える。ありがたいですねぇ。滞在中に必要なものが過不足なく揃っていて本当に快適に過ごせる。断食という性質上、一人で来ている人がほとんどで、皆さん静かに過ごしている。食べてないから元気ないというのもあるかもしれないけど。いずれにしろ、静かにのんびり過ごすには最高の環境だ。

そうこうしているうちに夕食の時間。席について運ばれてきた皿数の多さにテンションが上がる。今夜のメニューはこれです!








五分粥(玄米)、煮物、水菜おひたし、ところてん、梅干し、合計225kcal。なんかもう、ほぼ普通の食事になってきました。煮物の中身はごぼう、れんこん、にんじん、大根、さやえんどう、椎茸、こんにゃく。柔らかめに煮てあるけど噛み応えを感じる。美味しい美味しい。水菜のシャキシャキ感も食べてる実感をくれる。ここに来てからの食事は全部そうだけど、食べ終わるのがもったいなくて自然にゆっくり、よく噛んで食べるようになる。ものすごい満足感とともに完食。

今日はアートも鑑賞したし高原ウォーキングもしたし、穏やかで充実した一日でした。

2011/10/12

伊豆断食ウィーク・4日目:補食始まる


朝6時半起床。8時間近く、長く眠れるのはいいけれど起きたときの体の重さが尋常ではない。背中側が磁石でベッドに張り付いている感じ。仕事の連絡メールをいくつか済ませ、お風呂へ。内風呂は朝7時~9時と午後3時~9時に入れるようになっている。露天風呂は週2回、午後3時~6時まで。ぬるめのお湯が気持ちいい。背中の吸い玉の跡はかなり薄くなった。

そういえば昨日の夜、カレーを食べる夢を見たなぁ。断食が終わってすぐにうっかりカレーを食べてしまって焦っている夢。フェイスブック見るとカレーやらラーメンやら、いろいろ美味しそうな写真が載ってるからね。そういうシャバのうまいものが食べられるのはまだ先の話だ。

8時に体操。軽い動きなのにけっこうキツく、体がすごく熱くなる。断食2日目の朝とは明らかに違う。終了後、物療室でウォーターベッド、磁気シャワー、スマーティー。部屋に戻って休む。階段の上り下りも手すりを持ってゆっくりでないと動けない。

10時、待望の補食の時間。83時間ぶりの食事だ!








メニューは重湯(玄米)、野菜スープ、梅干し、合計41kcal。「いただきます」に普段より実感がこもる。米粒のない重湯のまぁなんと美味しいこと!具のない野菜スープも旨味が凝縮されていて自然の甘みが感じられる。どちらも調味料の味はついていないけど、その分素材の濃い味が楽しめる。梅干しを少しずつ食べて塩味を堪能。重湯を食べてから野菜スープを口にするとまたちょっと味が変わって感じられ、それが面白くて何度も何度も交互に食べる。飲めば30秒で終わるであろうメニューの完食に20分かかった。かなり満腹感がある。胃が小さくなったことを実感してご満悦。

今日は午後2時からノルディック・ウォーキングがある。前から興味があったので参加したいのだが、今日の仕事の量を考えるとちょっと無理か。2時間歩くのは体力的にも厳しそうだし。

さて仕事をしましょうか、と思いながらどうも腰が上がらず、ベッドで30分ほど仮眠。起きたときにどこにいるかわからないくらい深く眠れた。ここに来てから本当によく眠れるけど、起きたときにスッキリとはいかないのがつらいところ。どうにかデスクに向かって作業をしているところにクライアント様から携帯に電話が入りしばらくその対応。そのあたりからようやく気力が戻ってきて、今日の仕事が終わったら温泉に行こう!という前向きな気持ちに。

けっこう集中して仕事していたら5時、夕食の時間になった。補食が始まった日の昼間が一番つらいと聞いていたけど、やることがあったせいか楽に乗り切れたのは嬉しい限り。

夕食はこれ。








重湯(玄米)、野菜スープ(車麩入り)、梅干し、合計54kcal。スープにお麩が入りました。久しぶりの固形物、歯触りというものを楽しんでいただく。美味しいなぁ。

食事後は仕事の残りを片付け、6時にタクシーで赤沢日帰り温泉館へ。ここは海に向かって開けた眺望露天風呂が売りなので本当は昼間に来たかったところ。平日夜だからか全然混んでいなかったのでよしとしましょう。真っ暗で露天風呂からはうっすらと山の影や車のライトが見えるだけ。それでも開放的で十分気持ちよい。サウナやDHCの入浴剤のお風呂など、いろいろ入っていたらあっという間に9時近くに。無料送迎バスで駅まで戻りタクシーで施設に帰る。ノルディック・ウォーキングは参加できなかったけど良い一日だった。

2011/10/11

伊豆断食ウィーク・3日目:元気なくなる


朝5時起床。昨夜は9時頃眠くなって横になったので8時間寝たことになる。スパとマッサージの効果か、かなり深く眠れた。ちょっと体が重く頭も少しぼんやりしている。空腹感はそれほどでもないが、仕事をしているとコーヒーが飲みたくてたまらなくなる。朝のうちに済ませてしまいたい仕事があったので8時からの体操はスキップした。

8時20分、物療開始。ウォーターベッド(暖かい水流で体をほぐす)と可視光線(腰・おなか・足首に太陽光線に近い光をあてて代謝を促す)の後、手技室へ移って40分間のマッサージ。肩から背中、腰、足まで丁寧にほぐしてくれる。極楽。物療室に戻ってスマーティーとアルファコイルをして10時半に終了。酵母液の瓶を受け取って部屋に戻る。今日は快晴で、少し肌寒く感じられる。

体がなんとなくだるく、少し休みながら小一時間仕事を進める。12時15分からピラティス1時間。これはオプション(1,000円)で入所者は私1人、外部から2人参加。ゆったりした動きが苦手で普段ならイライラするところが今日は気付いたら終わり。これも断食効果でしょうか。

部屋に戻ってまた仕事。なんか仕事ばっかりしているような…。今日はなかなか集中できず、途中でお風呂につかりにいったりして何とかやりすごす。夕方30分ほど仮眠したが起きてからも疲労感が抜けず、体全体、特に胸の辺りに体の内側からの圧迫感がある。いわゆる断食反応という、頭痛や吐き気など一時的な体調不良がこれか。ずっと横になっていれば楽なのだけれど、やっておくべき仕事があるのでペースは進まないながらもデスクで作業を続ける。早く終われば温泉館に行こうかと昼間は思っていたけど、これはやめておいたほうがよさそう。

おとなしく部屋で仕事を続けるがものすごくペースが遅い。完全に電池切れ。。。10時過ぎてなんとか終えた頃にはグッタリ。

今日で前半3日間の断食終了。明日朝の補食開始を楽しみにして床につく。

2011/10/10

伊豆断食ウィーク・2日目:赤沢スパへ


目覚めたら0時頃。昨夜は9時頃に眠くなってそのままベッドに入ったので3時間ほど寝たことになる。短時間だがよく眠れた感じ。仕事を進めておきたかったのでまた眠くなるまで起きておくことにする。空腹感はそれほどでもない。

仕事の能率には特にいつもと変化はないみたい。面白いのが、ちょっと休憩のときに息抜きにスマホでやる、ただひたらすらバスケットボールを投げるだけのゲームでやたらと高得点が出ること。こんなことに断食効果が出ても仕方ないけど。

朝7時45分に館内放送が入る。8時から「練功十八法」という朝の体操。これは自由参加で、今日は自分を含めて5人の入所者がジムスペースに集まってきた。太極拳的ストレッチ運動を15分ほど行う。体が伸びてすっきりした気分になる。自室に戻って仕事の続きをする。今日は9時から物療なのでそれまでにできる短い仕事をサクッと済ませる。

今日の物療は、ローリングベッド(マッサージチェアのベッド版)、赤外線治療器(足腰に赤外線を当てて断食中のエネルギー不足を補う)、磁気シャワー(血行促進)、ホットパック、西式健康機(金魚運動やロープを使った足腕のほぐしなど)。全部でたっぷり2時間。基本的にどれもベッドに横になって体を任せるだけ、半分眠ったような至福のひとときを過ごす。物療は時間に余裕のある断食期間中になるべく済ませておくようになっている。終了後、今日の分の酵母液を新しく一瓶受け取る。

昨夜は結局あまり眠っていないけど、物療中にほぼ睡眠状態だったのでわりと爽快。午後1時で仕事に一区切りつけて赤沢スパに向かう。車で5分ほどのところにDHCが経営する複合温泉施設があり、このスパは海洋深層水を温めた温水プールを中心としたもの。この他に赤沢日帰り温泉館もあるが、断食中はお風呂に長く入らないように、とのことなので軽い運動ができるスパに今日は行ってみる。水着を借り、2時間後に始まるマッサージを予約していざプールへ。泳ぐためのものではなく、水流に逆らって進むゾーンやさまざまなジェット噴射などがプールに配置されていて、順路通りに一周約20分のコースを歩くと良い感じに負荷のかかる運動ができる仕組みになっている。適度な運動が断食効果を上げると聞いているのでけっこう真面目に歩く。サウナで汗を流したりデッキチェアで休憩したり、また歩いたり、であっという間にマッサージの時間になる。昨日今日と物療を受けているので体が楽な気がしていたけど、やはり揉んでもらうと肩と背中のコリが相当しつこいことがわかる。

夕方5時、無料送迎バスで駅まで一旦戻りタクシーで断食施設に帰る。今日もお風呂は貸し切り状態でのんびりつかる。風呂上がりの酵素液が美味しい。2日目の夜を迎えたけれど体調は悪くない。めまいや吐き気もしないし、物療やマッサージのときに短く深く眠っているからか、倦怠感もなく空腹感もあまり気にならない。補食が始まった日の昼間が一番つらいらしいので断食期間のほうが楽なのかも。だから自己流の断食は難しいということだろう。

2011/10/09

伊豆断食ウィーク・初日

今日から滞在型ウェルネス施設、アイウェルネス伊豆高原で6泊7日の断食コースに参加する。朝10時半東京発特急踊り子で伊豆高原駅へ行き、迎えの車で施設まで駅から約5分で到着。予約していた新館シングルの部屋に案内される。ログハウス風のウッディな造りで、簡素ながら必要なものがすべてコンパクトに収まっていて、快適に過ごせそう。









一週間断食コースでも食事を取らないのは前半3日間だけで、その後の3日間は「補食」という、いわゆる回復食を1日2回取る。退所日の朝は普通食だ。この標準的な6泊7日の間に、さまざまな物理療法を毎日、鍼灸やマッサージなどの手技(しゅぎ)を2日に1回受ける。今回の料金はそれらをすべて含めて83,500円で、希望すれば有料で物療や手技、アロママッサージなどを追加できる。物療や手技の時間帯はあらかじめ施設側に決められている。私には運良く朝の時間帯に集中して受けられるスケジュールが割り当てられていて、午後の時間を好きに使えるのがありがたい。

部屋で着替えた後、面談室、物理療法室、鍼灸/マッサージ室がある本館へ。まず面談室で、事前に記入しておいた問診票をもとに事前説明を受け、体重測定をした。普段より4kgほどオーバー…。まぁあれだけピザを食べたらしょうがない。その後、良導絡検査を受ける。これは特別な装置で手や足のツボに微電流を通して体のバランスを調べるもので、肩コリ性であることが数値にも出た。これが最終日にどう変わるかが楽しみ。

部屋を移動し、約40分間、鍼灸と吸い玉療法を受ける。吸い玉はガラスカップを真空状態にして背中に吸着させるもので、赤黒い水玉の跡がバッチリ残った。消えるのに数日~二週間程度かかるそう。その後、ベッドが10床ほどある物療室に移り、ホットパック(おなかと背中を温める)、アルファコイル(アルファ波を誘発)、スマーティー(遠赤外線で体の芯を温める)を受ける。いずれも体がほんのり温まる感じでウトウトしているうちに終了。普段からマッサージとか好きなので、こういうのが毎日受けられるのは嬉しいなぁ。

そうこうしているうちに夕方4時になり、オリエンテーションの時間。施設や館内の案内、断食や補食の注意事項、周辺の観光案内などを聞く。初日のスケジュールはこれで終了、あとは自由だ。ここには檜の露天風呂がある。露天には週2日夕方に入ることができて、今日はたまたまその日だったので早速お風呂へ。室内の石造りの浴槽と檜の露天、いずれも4人程度でいっぱいになる小ぶりのものだけれど運良く誰もいなくて貸し切り状態。温泉なのでよく温まる。断食中はつかるのは3分くらいにするように、と言われていたが10分ほど気持ちよくつからせてもらった。

最初3日間の断食中はお茶と水のほか、ビネガー酵母液というジュースのようなものを取る。








薄めの梅酢のような味でわりと美味しい。これは一日一瓶(800ml程度)だけなのでチビチビと大事にいただく。これで少しの甘みと酸味が取れるので、夜になっても思ったほどおなかがすくわけではない。胃が空っぽの感覚はあるけれど、何か食べたいなぁという感じはない。ただ、水分ばかり取っているのでやたらトイレが近い。でも新館は各部屋にトイレが付いているから大丈夫なのだ。

この期間はそもそも休暇のつもりでのんびり過ごそうと思っていたけれど、依頼は決して断らないのがフリーランスの性分で、結局普段以上の仕事を持ち込むことになった。自由時間はほとんど仕事になりそう…。断食で感覚が冴えて作業がはかどるといいんだけれど。

2011/10/08

カプラン

朝10時~夜8時半、カプラン表参道校で「英語力と発信力を鍛える英語学習法」体験セミナーに参加。時間が長いだけでなく内容が非常に濃く、終わる頃にはヘトヘト。モチベーションの高い人しか通えないことが納得のスクールだった。関西にあれば(あるいは東京に住んでいれば)通うのに、というのは本気になっていない人間の言い訳なんでしょうね…。通えないにしても、せっかく教わった日々の学習法は少なくとも実践する。

終了後、八丁堀のホテルに移動し近くのスペインバルで生ハム、オリーブ、海老のアヒージョ、ビール、サングリアで遅めの夕食。

夜中に強烈な吐き気で目が覚める。睡眠不足のうえ英語漬けの一日で疲れた体にビールを飲んだのがどうやらマズかったよう。明日からの断食が少々不安になる。

cocoon

この土曜日から休暇と研修を兼ねた10日間の東方遠征。早朝出発はしんどいので深夜高速バスを使うことにした。30超えると大阪東京間のバス移動をキツく感じるようになり、三列バスでも眠れなくて結局しばらくダメージが残るので利用しなくなっていたが、今回はシェル型二列独立シートの最高級(?)バス、cocoonに話のネタついでに乗ってみる。

前から車内を見た図。なんとなく近未来的。シェルを詰め込んでいるので通路は狭く、トイレもないので要注意!

シェル内はこんな感じ。足元が狭まっていて大人の男性は窮屈かも。









テーブルは12.1インチノートPCがはみ出すくらいの小さなものだけれど、しっかり安定しているのでタイピングがストレスなくできる。コンセントと無線LANが使えるのはありがたい。無線LANを使うには乗務員に申し出て本人確認書類を見せ、利用者マニュアルをもらってセキュリティキーの情報を入力する。あまり使う人がいないのか、最初は間違って乗務員用の対応マニュアルを渡されたのはご愛敬。

シェルで囲まれているのでPCの光が他人の邪魔になるのを心配しなくていいのがありがたい。シートやレッグレストもテーブル同様の安定感があるので、軽くあぐらをかくような形で、和室の机で仕事しているような姿勢になる。これが結構快適でそこそこ作業がはかどる。出発してから今で約3時間、暇をもてあますことなく時間を有効に使えているのはこれまでの深夜高速バスとはかなり違う。朝の到着時の疲れ具合がそれほどでもないなら、また利用してもいいかもしれない。

ではひとまずおやすみなさい。

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朝6時、海老名サービスエリアで10分間休憩。結局2時間ちょっとで目が覚めたけど、わりと眠れた感はある。寝ている間に一度、静岡県のどこかで休憩があった模様。大津とそこと海老名と、片道3回の休憩が入る。最近のサービスエリアはトイレがキレイなのがうれしい。連休初日とあって早朝から家族連れでほぼ満車状態だ。バスの走行も渋滞で30分遅れだそうだ。

cocoon、わりと気に入ったなぁ。今までの深夜バスのような、時間がなかなか経たなくてイライラする感じがない。一番混む金曜夜発で12,800円だったから、新幹線よりは安く、早朝の飛行機よりは高いという料金レベル。体はやっぱり疲れるけど、たまに使うならいいかもしれない。

2011/10/05

No Carbo, Beer Allowed, Never Drop by Convenience Stores!

次の日曜日から伊豆で一週間の断食生活。そもそもブログを始めたのも、断食中の記録を残そうと思ったからだ。ここ半年ほど仕事が忙しく(ありがたいことです…)、時間に追われてついつい食事が適当に、すぐ食べられるものになってしまう。ピザやら麺類やらであっという間に体が鈍重になった。

本当は普段の体重に戻してから断食に突入したいところだけれど、あと3日ではどうやら無理なので、2kgオーバーあたりで始めることになるのかな。一週間ではそう痩せることはないだろうけど、常日頃酷使している胃腸を休ませるとどんな変化が起こるのか、とても楽しみだ。頭がすっきり冴え渡ったりするのかなぁ。

ここのところのグダグダな生活で忘れかけていたダイエット方針を改めて書いておくことにする。断食から帰ってきたら、これ忘れないで実践しよう。

①炭水化物を避ける
昔から白ごはんが大好きで、学生の頃はおやつ代わりにごはん2合くらい炊いて明太子や高菜でバクバク食べていた。そういえば大学生の頃、テニスのシーズンオフにお餅を食べ過ぎて正月だけで5kg太ったこともあったなぁ。とにかく炭水化物がすぐ身につく体質なので、ごはん・パン・うどん・パスタ・ピザは避けるべし。

②ビールはよろしい
とはいえ我慢ばかりでは続かないので、ビールはOKというルール。東京生活でアホみたいに太り、フリーランスに戻ることを決めたついでに体重も絞ることにしたとき、ビール中心の食生活にして半年で12kgくらい落とした。揚げ物はなるべく避けて、キャベツとかキュウリとか焼き鳥あたりで飲むとわりと着実に体重は減る。

③コンビニに寄るな
飲んだ後はついつい寄ってしまうけど、これ最悪。おなかがすいているわけでもないのに食べるという悪習の元凶。

2011/10/04

小林香織 featuring Black Berrys

夕方まで自宅で仕事をしてから西梅田へ。ビルボードライブ大阪で、サックスプレイヤーの小林香織がプロデュースしたガールズロックバンドBlack Berrys(Gt:菅原潤子/Bs:山田直子/Key:大迫杏子/Dr:臼井かつみ)を見る。

少し早めにハービスに着いて、イタリアンバールのアンティコカフェ アルアビスで、海老とブロッコリーのサラダとバスペールエールで軽めの夕食を取る。夕方5時~7時はオリーブやポテトチップスなんかの軽いおつまみも無料でついてお得。

今日のライブの目当てはドラムの臼井かつみ。以前、矢井田瞳のサポートをしていた頃に見てその格好良さにいっぺんにファンになった。相変わらずキレと力があって、楽しそうに叩いてるのがすごく良い。席もうまいことドラムの正面(カジュアルシートD2-3)で、スティックがしなるのまで見えて大変満足。ギターの菅原潤子も、ロック姉ちゃんって感じで良かったなあ。知らなかったけど有名どころのサポートをやっているようで、宇多田ヒカルのラストライブも参加していたようだ。またどこかでライブを見てみたい。小林香織はゴスロリメイド的衣装で出てきて「あれ、この人ってこんなキャラの人なん?」とちょっと引いたけど、彼女なりのロック解釈の結果の衣装だそうで、おじさんファンにはすごく受けそう。曲はカバーとオリジナルが半々くらいで、SummertimeとエアロスミスのWalk This Wayを組み合わせたり、なかなか面白い試み。ロックバンドのボーカルの部分をサックスで「歌っている」という形で、そのコンセプトはちょっと私にはピンとこない感じだったかな。やっぱり人の声で歌ってこそロック、というか。

8時にはライブも終了したので、久々に長堀橋に立ち寄って少し飲んでから帰宅。

2011/09/23

BenQ R100

ここ数日で急に涼しくなったせいか、仕事がはかどって嬉しい。朝3時頃起きて仕事を始め、朝のうちにペースがつかめると良い感じに一日が進む。夜11時頃にヘトヘトになって横になると寝付きも良いし。

大口の仕事をいただき(深謝>クライアント様)、半年ほど一杯一杯の状態が続いてしんどい毎日だったが、何がしんどいかと言うとなかなか集中モードに入れない、"in the zone"になれないこと。そのあたりをセルフコントロールするのが個人事業の基本だけど酷暑の夏はなかなかこれが難しい。ここへ来てようやく終わりも見えてきて良い流れがつかめた実感があるので、納品が済んでもこの感覚を維持したい。

仕事柄、大量の資料を日常的に読まなければならない。最近は500~600ページクラスの資料も多く、ノートPCでは外出先や移動中のすき間時間に手軽に取り出して読むのが難しい。ということで、とりあえずOfficeファイル(ppt, doc, xls)とPDFファイルが読める安いタブレットPCを探したところ、スペックと値段のバランス的に良さそうなのが見つかった。

BenQ R100

いわゆる中華パッドの類になるのかな、BenQではタブレットPCというより電子書籍リーダーとして売り出しているよう。発売時には3万円台後半だったようだけど実勢価格が2万円を切っていたので即購入。

【短所】
・重い
手に取ってまず、「わ、重っ!」という重量感。720gってわりと手首に負担かかるのね。でも、iPadもそんなに軽くないらしい(いつもお世話になっているIT-savvyな美容師さん曰く)。喫茶店なんかで読むときには、テーブルに置くと真上からのぞき込まないといけないので、下におしぼりを畳んでちょっと斜めにしたりしている。

・マルチタッチ非対応
拡大するにはスライドバーでフォントサイズを大きくするか、プラスマイナスのボタンを使うかになる(アプリによって異なる)。分かっていたことだけど、マルチタッチで直感的に使えるスマートフォンとはずいぶん違ってイライラさせられる。

・電子書籍リーダーアプリがイマイチ
とりあえずA4サイズのPDFがめちゃくちゃ読みづらい。縦長にして拡大すると中途半端に縦半分くらいしか画面に映らないので、しょっちゅう右左にスクロールしなければならず、その加減を誤ると次ページに飛んでしまったり、なんとも使いにくい。横長にするとなぜかほとんど拡大できず、視力検査の2.0くらいの極小文字になってしまい読めない。

【長所】
・大画面
10.1インチワイドで、文字を読んでいてストレスのないサイズ。

・長持ちバッテリー
充電をあまり意識しないくらい。スマートフォンと比べると段違いに長持ち。

・ThinkFreeOffice
Microsoft Office互換のソフトで、閲覧だけでなく編集や作成も可能。ほぼ読むためにしか使わないけど、編集できるに越したことはない。スムーズにかなり大きく拡大できるので、PPTやPDFを読むのはこちらが断然使いやすい。

・無線LAN対応
メールとWebブラウジングだけの人ならこれ一台で十分では?

文句を言えばキリがないけど、2万円しなかったのでOK範囲かなと思っている。元が取れるようにせいぜい頑張って資料を読むことにしよう。電子書籍リーダーも、EPUBやEBIなんかの電子書籍フォーマットだと読みやすいのかもしれない。