2011/10/19

お酒ってこわいですね

ここ数日の覚え書き。

月曜、午前中はホテルに籠もって仕事。わりとはかどった。よしよし。午後に英語リーディング関係の無料セミナー受講。結局はこのために東京に残っていたことになるんだけど、うーん、私には合わない内容でした。まぁ、合わないというのも参加してみて初めて実感できることだから、と思うことにして帰阪。心斎橋で知り合いのお店の新店舗オープンにお邪魔したり、うろうろしたり。翌日午前中に納める仕事があるので終電で帰宅…。したのですが、家着いたらスーツケースがなくてビックリ。どこで忘れた(なくした)かサッパリ記憶にない。近所のコンビニか、電車か、タクシーか、お店か…。本当に最近はお酒飲んで記憶なくなりすぎなのでこわい。でも眠いのでとりあえず寝た。

火曜、スーツケースのことは気になるが、納品時間をにらみながら仕事。わりと良い感じで仕上がった、と自画自賛。午後、スーツケースが見つかった!電車に置き忘れたらしく、隣駅で預かってくれているとのこと。そう聞いても「あぁ、あのときに忘れたなぁ」という記憶のカケラもない。夕方にスーツケースを引き取りに行き、ついでにインド料理店で夕食にカレーを食べて帰宅。

水曜、母を誘って夕食兼飲みにエニブリュへ。クラフトビール専門店でいつも飲んだことのないビールが楽しめるし、お料理も野菜中心ですごく美味しい。ごぼうのパリパリサラダなんか美味しすぎて2回頼んだ。たらふく食べて飲んで満足。帰りにイタリアンのお店に寄ってケーキとコーヒーをいただいて帰宅。いくら野菜中心でも食べ過ぎ。

2011/10/17

メモ:展覧会、食事記録

週末の東京滞在中、特に日曜日は完全にオフにしてアートやライブを楽しむつもりでいた。「モダン・アート,アメリカン ―珠玉のフィリップス・コレクション―」展「草間彌生」展に行きたかったが、仕事がまた立て込んできて、時間が取れないわけではないけれど気になってゆっくり鑑賞を楽しむ気分にはなれないなぁと思い、今回はあきらめることにした。フィリップス・コレクションのほうはまだ12月までやっているからそれまでに東京に来るチャンスはあるし、草間彌生のほうは、内容は同じかどうかわからないが来年1月~4月に大阪の国立国際美術館で展覧会があるから、そちらに行くことにしよう。そういえば国立国際美術館で先日始まった「中之島コレクションズ 大阪市立近代美術館 & 国立国際美術館」展を見逃さないようにしないと。京都市美術館の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー」展も絶対行きたい。

断食後、食事は野菜中心を心がけている。施設出所後の最初の食事がタイ料理で、薄味に慣れたはずの体がまた辛い物好きに逆戻り。ビールに合うからなぁ。ビールは断食前の半分の量しか飲めなくなっている。まぁ1~2杯でとどめておければそれに越したことはない。補食中はブログに食事内容を記録していたが、その後はここにこまごま書くこともないので、Googleカレンダーに記録しておくことにした。マイカレンダーに「食事」カレンダーを作っておけば、後でそれだけ表示させるとどの時間帯に食事したかも一目でわかるので便利。この食事記録を習慣づけて、食べ過ぎる日が続かないようにしよう。

2011/10/15

伊豆断食ウィーク・最終日

5時45分起床。こちらに向かって次々飛んでくる緑色の小さいワニと格闘する夢を見た。意味不明。

最終日にしてようやく早朝の散歩に出る。この施設は浮山温泉郷という別荘地の一角にある。鬱蒼とした森のような、良く言えば自然のまま、悪く言えば伸び放題の木々の間に家が点在している。今朝は雨模様で風が強く葉擦れの音が怖いほど。地図を見ながら10分ほど歩くと、今度は波の音が響いてくる。一番近くの、おおなだ海岸に下りてみる。ものすごい風に飛ばされそうになる。

















(※このブログ、スマートフォンで見ると写真の後に無駄な空白が入る場合がありますがご勘弁を)

30分ほど歩いて施設に戻り、パッキングや部屋の掃除など。7時のお風呂オープンと同時に最後の貸し切り入浴を堪能する。








8時の体操後、8時10分から出所面談。入所時にした各種測定を再度実施した結果、体重-2.0kg、体脂肪率:-0.5%、BMI:-0.8となりました。ん~~、微妙というか、数値的には正直期待はずれ…(T_T)。3日目の夜に体重測ったら3kgくらい減ってたからちょっと期待してたのになぁぁぁ。見た目もそう変わってないし。というわけで「痩せる」という点では劇的な効果はなかったけれども、物療やマッサージのおかげか、ガチガチだった肩や首は表面が柔らかくなり(芯のコリはしつこく存在)、肩関節もずいぶん楽に回せるようになった。胃も小さくなった。自分にしか分からないものすごく地味な効果ではあるけれども、これ結構大事。体質改善効果がはっきり感じられたのは嬉しかった。退所後のほうが体重が減りますよ、と聞いて「あ、そうすか!」と喜んだら「運動すれば」ということで、運動しないと断食前よりも脂肪だけ増えると。まぁそりゃそうですよね。やっぱり日々の生活習慣が大事ということだ。

面談後は物療室でローリングベッドとホットパックをして部屋に戻る。9時45分から最後の食事、待望の普通食です(^^)








天然酵母パン、真鯛ムニエル、わかめと青菜のスープ、野菜サラダ、パンプキン焼きプリン、合計620kcal。朝から何とも豪華なフルコース! 胡桃の入った焼きたてのパンは皮がパリパリ、中がふんわり、噛むと自然な甘みが口に広がる。パンって久しぶりに食べたなー。野菜サラダはレタスとニンジンとキュウリというよくあるラインナップだけどこのレタスの味が濃い。レタスが美味しいと思ったの初めてかも。真鯛の白身も弾力があって食べごたえ十分。スープは、焼肉屋のわかめスープをごく薄味にした感じのもの。わかめでかなりの満足感が得られる。そしてこの焼きプリンが感動モノ。プリンよりはスイートポテトに近いですねぇ。甘ーい! 45分くらいかけて味わって食べたらおなかがはち切れそうに。幸せ…。食べきれなかったパンは包んでお土産にいただいた。後で電車で食べよう。

これで一週間の施設滞在は終了。一人で過ごすのが苦にならない風呂好き・マッサージ好き・ログハウス好きの私にはパーフェクトな環境で、期待していた以上に快適に過ごせた。今までにない体の変化を感じ取ることができたのも面白く、次に来たらどんな反応が出るか楽しみでもあるので、リピーターが多いのもうなずける。一年に一回くらい来られると最高だなあ。本当に良いリフレッシュになった一週間だった。この施設では一泊二日から長い人で一ヶ月滞在など、ニーズに合わせて対応してくれるそうだ。不健康を自認する中高年にお勧めしたい、面白い体験でした。

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スーパービュー踊り子号と新幹線ひかり号を乗り継いで東京に戻り、午後に丸の内で日経主催のセミナーを受講。仕事に必要な、英文ライティングに関するもの。自分に足りないものがはっきりとわかる、非常に役に立つ内容だった。根本的な考え方・やり方の見直しを迫られるという意味では先週のカプランのセミナーに通じるもの。根性入れ直して頑張ろ。

ホテルにチェックイン後、旅のお供の食べログで目を付けておいたバンコックラララ食堂へ。断食後しばらくは和食中心が望ましいのだけれど…。人気店らしく大賑わい。タイ人のコックさんが2人。久しぶりの生ビールが美味しすぎる。ハートランドってこんなに味濃かったっけ?と思った。味覚がかなり敏感になったのかも。一応野菜中心で、青パパイヤのサラダと、春雨と豆腐のあっさりスープ。シンハービール追加。デザートにタピオカ。めちゃくちゃうまい!この店当たり。確実に食べ過ぎやなこれ…。

2011/10/14

伊豆断食ウィーク・6日目:海へ

7時半起床。いろんな種類の嫌な夢を見たような気がする。深く眠ると変な夢を見ることが多い。眠気覚ましにお風呂につかって気分をリフレッシュする。8時体操。今日は私一人。隣室の女性は貧血気味で体調が優れないらしい。8時20分、物療。今日はウォーターベッドとアルファコイルの2つで軽めに済ませる。昨日あたりからずいぶん人が少ないと思っていたら、明日から貸し切りになるためその前の客を取らないようにしていたそうだ。うまいタイミングで予約が取れてラッキーだった。

9時から1時間、自室で仕事の電話会議に急遽出席。現実に引き戻されるような気持ちになる。今日はよく晴れているからどこかに出かけたいところだけど、仕事量を考えると散歩できれば御の字かなぁ。

と思っている間にお食事の時間。今日の朝食メニューはこちら。








青菜うどん、野菜ジュース、ヨーグルト、合計405kcal。わーい! 食堂には滞在期間に応じたメニュー表のファイルが置かれていて、いつでも見ることができる。「明日はこれを食べられるのか」と楽しみにできるわけだ。青菜うどんと聞いて、普通の白いうどんに青菜のおひたしが乗ったものを想像していたので、この具だくさんっぷりはまさに嬉しい誤算。しいたけ、にんじん、薄揚げ、車麩、ほうれんそう、ネギに、青菜を練り込んだ平たいうどん。朝からボリュームたっぷりです。昨日から食事時間には私ともう一人の女性しかおらず、その人は私の次の日からのスタートなので当然こちらのメニューが豪華になる。あまり刺激しないよう、なるべく音を立てないよう静かにゆっくり食べる。普段は麺類はほとんど流し込む感じで少し噛んだらすぐ飲み込んでいたけれど、こうしてゆっくり噛んで食べると満足感が増す。具それぞれの食感を楽しむ。あっさり味のおだしも関西人の口に合う。そして甘い野菜ジュース。これ美味しいわぁ。飲むヨーグルトは無糖だけど、砂糖を入れたいという気にはならない。おなかにたまる感じも嬉しい。じっくり味わって30分ですべていただきました。

昼間に少し散歩したいので、食事後は真面目に仕事に励む。食事がしっかりしてきたせいか、集中力も増しているように感じる。気のせいでもそう思えれば十分。

午後2時、伊豆高原駅まで車で送っていただく。明日の出所後、午後に東京で講習を受けるので早めに切符を買っておく。「帰りは散歩がてら歩いて戻ろうと思うんです。30分ぐらいですよね?」と施設の方に聞くと、駅の裏手から海に向かっていくと橋立吊橋があり、そのあたりがハイキングコースになっているという。せっかく歩くならそういうところがいいので、帰りも迎えに来ていただくことにする。駅に着いてみどりの窓口に行くと、2つの窓口に50人以上の、研修帰りらしきサラリーマンの長蛇の列。げんなりして先に吊橋に向かうことにする。

駅から15分ほど、川沿いに海に向かってなだらかに下る小道を歩くと、森の中に海への眺望が開ける。黒い、柱状の角張った断崖絶壁が見える。このあたりは、昨日リフトで登った大室山が四千年前に噴火したとき、溶岩が海に流れ出し、冷えて固まり海の浸食で削られてできたという。









橋立吊橋は長さ60m・高さ18mの小さな吊橋。よかった、あんまり高くなくて。この辺りは城ヶ崎海岸駅まで海沿いにピクニックコースが続いていて、そちら側には門脇吊橋という、長さ48m・高さ23mのもっと有名で人気の吊橋があるそうだ。ときどき二時間ドラマの撮影もあるらしい。高所恐怖症の身としては、高さほどほどで人が少ない分揺れも小さいこちらで十分です。









橋を行って帰って、さて駅に戻ろうかと思っていると「海への降り口こちら」という看板が目に入る。せっかくここまで来たら、と降りてみることにした。自然の地形を活かした階段状の細い道を下ると、わりとすぐに海のすぐそばに出た。黒い岩が天然の階段のようになっている。海の色は深緑で透明度が高い。あいにく午後からの薄曇りでクリアには見えないけど、夏の快晴の日なら鮮やかなエメラルドブルーが黒い岸壁に映えるだろう。









地形の物珍しさに同じような写真を何枚も撮り、十分堪能してから帰路へ。この上りがかなりキツい。朝の青菜うどんのエネルギーを一気に消費した気がする。少し脇道にそれると、さきほど横を歩いてきた川が滝になって海に流れ込んでいるのを見ることができた。








駅に戻る頃には一時間を軽く超えていて、思いがけず良い運動になった。みどりの窓口で明日昼発のスーパービュー踊り子号と熱海からのひかり号のチケットを買う。電話で迎えの車をお願いし待ち合わせ場所に行く途中、丼屋さんの前を通った。店先に伊豆高原ビールのサーバーがあり、「テイクアウトできます。お気軽に声をかけてください」と書かれている。思わず気軽に声をかけそうになったがそこをグッと我慢する。運動後の今飲んだらさぞ美味しいだろうなぁ…。

施設に戻ったのが夕方4時前。サクサクっと仕事を進め、終わったところでちょうどいい具合に5時。夕食の時間です。本日のメニューはこれです。








七分粥(玄米)、味噌汁(かに、豆腐、わかめ)、焼き鮭、梅干し、ところてん、合計340kcal。豪華~!お粥もここまでくると米粒の存在感が段違いです。味噌汁はかにのダシがよく出て、わかめの味も濃く食べ甲斐十分。普段食べるかにすきに入っていれば鍋に最後まで残っているような細めのかにの足も、ここでは主役を張っています。そしてこの鮭の脂ののり具合が最高。久しぶりの脂はやっぱり美味しかった。皮がまた美味しいのよね。梅干しが間違ってか二粒入っていたのも嬉しかった。すべていただくのに40分かかりました。ごちそうさまでした。

部屋に戻り、ベッドに寝転がって「あぁ、ごはんおいしかったなぁ」としばし幸福感に浸る。すべてごくごく薄味なのできっと普段の舌で食べれば物足りなくて塩をかけたくなると思うけど、ここでは具材それぞれの味がよくわかって楽しい。すっぴんのほうが可愛い、という感じか。違うか。

7時、予約していたアロマリンパマッサージを受けに本館のアロマ室へ。ふともも~足裏つぼのリフレ30分とヘッド・二の腕20分。気さくな先生で他愛ない話をして笑いながら、指先でゴリゴリと念入りにマッサージしてもらう。やはり肩や首のコリが相当しつこいとのこと。「いつも前のめりで仕事してるでしょ?」と言い当てられる。肩が内側に向いて固まっているそうだ。まぁ毎日10何時間パソコンに向かっているから仕方ないけれど、たまにこうやってしっかりほぐしてもらうと目がスッキリして視界が開けるような気がする。すごく腕の確かな良い先生で、この施術を受けるためだけにでもまた来たいと思うほどだった。

マッサージの後はお風呂へ。今日も貸し切り。今日は露天はないけれど、内風呂と露天の間は壁ではなく大きなガラスになっているので外の木々が見える。もう明日帰るのかと思うと名残惜しい。ここ来て良かったなぁ、と思いつつゆっくりと温まる。

2011/10/13

伊豆断食ウィーク・5日目:高原へ


7時40分起床。まぁしかしよく寝るね。8時間半ぐっすりでした。8時体操。かなり動きに慣れてきた。その後は本館でローリング・ベッド、可視光線、マッサージ40分、待ち時間に足マッサージ器、ホットパック。この物療と手技でずいぶん体の調子が良くなったような気がする。

10時に朝食。今日のメニューはこれです。








三分粥(玄米)、しじみ味噌汁、野菜ジュース、梅干し、合計162kcal。貝が入りました。味噌汁はすごく薄味だけど、その分しじみの旨味が強く感じられる。ネギをシャキシャキ噛むのが嬉しい。お粥も米粒の姿があって、やはり食事に歯ごたえがあると美味しさが倍増する。そしてこの野菜ジュースのすんごく甘いこと!美味しくてたまらんです。30分、じっくり味わって完食。これだけの食事でおなかが張る感じがするのだから、人間変われば変わるものです。

11時、施設の車で池田20世紀美術館まで送っていただく。この伊豆旅行を計画していたとき、「寂寥という絵画 ― 池口史子 展」の開催期間にあたることを知り、エドワード・ホッパーに通じる作風が気に入ってぜひこれは行くべし、と決めていた。車は桜並木の高原の別荘地を通り抜けて行く。のんびり穏やかな雰囲気に、やっと休暇らしい気分になる。同館はルノワール、ピカソ、マチス、シャガール、ミロ、ダリ等々、外国巨匠の大作・秀作や日本の異色作家の作品を収蔵しているそうだ。まずは常設展「20世紀美術の巨匠たち」へ。ピカソの「貧しい食事」を見られたのは嬉しかった。初めて見るところではピエール・ボナールの「洪水の後」、田中保の「夢をみる裸婦」、アンソニー・グリーンの「化粧する母」が印象に強く残った。平日昼だからか館内は人影も少なく、じっくり鑑賞できるのがありがたい。階下の「池口史子展」では、人気(ひとけ)の感じられない街角の風景など、寂しいけれど温かみのある絵に魅せられる。誰もいない美術館で一人ぽつんと見ていると、絵の中の街角に一人で入り込んだような、とても落ち着いた気持ちになる。寂しげな絵画が好きなので、これは本当に見に来て良かった。この美術館のこぢんまりした雰囲気も気に入ったので、また機会を改めて何度も来たいと思った。

ミュージアムショップで図録を買った後、路線バスでシャボテン公園まで行く。地震後のエネルギー不足の関係で伊豆高原駅に直接行く路線が縮小されているそうで、乗り換えのため一旦シャボテン公園に行くことになる。目の前には大室山という、ポコンとした山があってリフトで山頂に上がれる。せっかくなので上ることにした。大室山は標高580m、底面の直径1000mの火山で、頂上の縁をぐるっと回れる遊歩道がある。あいにくの薄曇りだけれど、頂上からの眺めは開放感いっぱいでとても良い気分にさせてくれる。
ふもとから眺めた大室山

火山のくぼみにあるアーチェリー場


上の縁が遊歩道

眼下にゴルフ場が見える










遊歩道は一周20分程度だがけっこう斜面が急で息が切れる。補食が始まったとはいえエネルギー不足の身にはかなりキツい。その分、体脂肪が燃えてくれることを祈りつつ歩く。

迎えの車で施設に戻ったのが午後2時半。小一時間、ブログを書いたりこまごました用を済ませて露天風呂へ。滞在中、今日が最後の露天風呂の日なのだ。今日も貸し切り状態でゆっくりお湯を楽しむ。極楽極楽。

それから洗濯。この施設では洗濯機・洗剤・乾燥機が無料で使える。ありがたいですねぇ。滞在中に必要なものが過不足なく揃っていて本当に快適に過ごせる。断食という性質上、一人で来ている人がほとんどで、皆さん静かに過ごしている。食べてないから元気ないというのもあるかもしれないけど。いずれにしろ、静かにのんびり過ごすには最高の環境だ。

そうこうしているうちに夕食の時間。席について運ばれてきた皿数の多さにテンションが上がる。今夜のメニューはこれです!








五分粥(玄米)、煮物、水菜おひたし、ところてん、梅干し、合計225kcal。なんかもう、ほぼ普通の食事になってきました。煮物の中身はごぼう、れんこん、にんじん、大根、さやえんどう、椎茸、こんにゃく。柔らかめに煮てあるけど噛み応えを感じる。美味しい美味しい。水菜のシャキシャキ感も食べてる実感をくれる。ここに来てからの食事は全部そうだけど、食べ終わるのがもったいなくて自然にゆっくり、よく噛んで食べるようになる。ものすごい満足感とともに完食。

今日はアートも鑑賞したし高原ウォーキングもしたし、穏やかで充実した一日でした。

2011/10/12

伊豆断食ウィーク・4日目:補食始まる


朝6時半起床。8時間近く、長く眠れるのはいいけれど起きたときの体の重さが尋常ではない。背中側が磁石でベッドに張り付いている感じ。仕事の連絡メールをいくつか済ませ、お風呂へ。内風呂は朝7時~9時と午後3時~9時に入れるようになっている。露天風呂は週2回、午後3時~6時まで。ぬるめのお湯が気持ちいい。背中の吸い玉の跡はかなり薄くなった。

そういえば昨日の夜、カレーを食べる夢を見たなぁ。断食が終わってすぐにうっかりカレーを食べてしまって焦っている夢。フェイスブック見るとカレーやらラーメンやら、いろいろ美味しそうな写真が載ってるからね。そういうシャバのうまいものが食べられるのはまだ先の話だ。

8時に体操。軽い動きなのにけっこうキツく、体がすごく熱くなる。断食2日目の朝とは明らかに違う。終了後、物療室でウォーターベッド、磁気シャワー、スマーティー。部屋に戻って休む。階段の上り下りも手すりを持ってゆっくりでないと動けない。

10時、待望の補食の時間。83時間ぶりの食事だ!








メニューは重湯(玄米)、野菜スープ、梅干し、合計41kcal。「いただきます」に普段より実感がこもる。米粒のない重湯のまぁなんと美味しいこと!具のない野菜スープも旨味が凝縮されていて自然の甘みが感じられる。どちらも調味料の味はついていないけど、その分素材の濃い味が楽しめる。梅干しを少しずつ食べて塩味を堪能。重湯を食べてから野菜スープを口にするとまたちょっと味が変わって感じられ、それが面白くて何度も何度も交互に食べる。飲めば30秒で終わるであろうメニューの完食に20分かかった。かなり満腹感がある。胃が小さくなったことを実感してご満悦。

今日は午後2時からノルディック・ウォーキングがある。前から興味があったので参加したいのだが、今日の仕事の量を考えるとちょっと無理か。2時間歩くのは体力的にも厳しそうだし。

さて仕事をしましょうか、と思いながらどうも腰が上がらず、ベッドで30分ほど仮眠。起きたときにどこにいるかわからないくらい深く眠れた。ここに来てから本当によく眠れるけど、起きたときにスッキリとはいかないのがつらいところ。どうにかデスクに向かって作業をしているところにクライアント様から携帯に電話が入りしばらくその対応。そのあたりからようやく気力が戻ってきて、今日の仕事が終わったら温泉に行こう!という前向きな気持ちに。

けっこう集中して仕事していたら5時、夕食の時間になった。補食が始まった日の昼間が一番つらいと聞いていたけど、やることがあったせいか楽に乗り切れたのは嬉しい限り。

夕食はこれ。








重湯(玄米)、野菜スープ(車麩入り)、梅干し、合計54kcal。スープにお麩が入りました。久しぶりの固形物、歯触りというものを楽しんでいただく。美味しいなぁ。

食事後は仕事の残りを片付け、6時にタクシーで赤沢日帰り温泉館へ。ここは海に向かって開けた眺望露天風呂が売りなので本当は昼間に来たかったところ。平日夜だからか全然混んでいなかったのでよしとしましょう。真っ暗で露天風呂からはうっすらと山の影や車のライトが見えるだけ。それでも開放的で十分気持ちよい。サウナやDHCの入浴剤のお風呂など、いろいろ入っていたらあっという間に9時近くに。無料送迎バスで駅まで戻りタクシーで施設に帰る。ノルディック・ウォーキングは参加できなかったけど良い一日だった。

2011/10/11

伊豆断食ウィーク・3日目:元気なくなる


朝5時起床。昨夜は9時頃眠くなって横になったので8時間寝たことになる。スパとマッサージの効果か、かなり深く眠れた。ちょっと体が重く頭も少しぼんやりしている。空腹感はそれほどでもないが、仕事をしているとコーヒーが飲みたくてたまらなくなる。朝のうちに済ませてしまいたい仕事があったので8時からの体操はスキップした。

8時20分、物療開始。ウォーターベッド(暖かい水流で体をほぐす)と可視光線(腰・おなか・足首に太陽光線に近い光をあてて代謝を促す)の後、手技室へ移って40分間のマッサージ。肩から背中、腰、足まで丁寧にほぐしてくれる。極楽。物療室に戻ってスマーティーとアルファコイルをして10時半に終了。酵母液の瓶を受け取って部屋に戻る。今日は快晴で、少し肌寒く感じられる。

体がなんとなくだるく、少し休みながら小一時間仕事を進める。12時15分からピラティス1時間。これはオプション(1,000円)で入所者は私1人、外部から2人参加。ゆったりした動きが苦手で普段ならイライラするところが今日は気付いたら終わり。これも断食効果でしょうか。

部屋に戻ってまた仕事。なんか仕事ばっかりしているような…。今日はなかなか集中できず、途中でお風呂につかりにいったりして何とかやりすごす。夕方30分ほど仮眠したが起きてからも疲労感が抜けず、体全体、特に胸の辺りに体の内側からの圧迫感がある。いわゆる断食反応という、頭痛や吐き気など一時的な体調不良がこれか。ずっと横になっていれば楽なのだけれど、やっておくべき仕事があるのでペースは進まないながらもデスクで作業を続ける。早く終われば温泉館に行こうかと昼間は思っていたけど、これはやめておいたほうがよさそう。

おとなしく部屋で仕事を続けるがものすごくペースが遅い。完全に電池切れ。。。10時過ぎてなんとか終えた頃にはグッタリ。

今日で前半3日間の断食終了。明日朝の補食開始を楽しみにして床につく。